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UR賃貸の入居条件や審査内容をわかりやすく説明します

URに入居する為の条件と審査
  • 2017年04月12日
  • 2017年10月23日
  • UR
  • 団地
  • 入居
  • 条件
  • 審査

一般的な賃貸マンションやアパートを借りる場合は不動産屋さんへ書類を提出して、 保証会社と大家さんの2段階審査をクリアして初めて物件を借りられます。 しかし明確な審査基準を教えてもらえないので審査をクリア出来るかどうかの保障はありません。

その点、UR賃貸の場合は入居条件や審査内容が全国で統一されていますので 審査を受けなくても入居の可否を自分自身で事前にチェックする事が出来ます。 こちらのページではUR賃貸の入居条件と審査内容を噛み砕いて説明していきます。

※わかりやすく説明していく為に項目数がすごく多くなってしまいましたが、 年収やお金に関わる項目以外はほとんどの方がクリア出来る内容なのでご安心ください。

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URが定める入居条件 - 人物編

大多数の方が余裕でクリア出来るであろう項目をまとめました。 こちらはサラッと読み流す程度でも大丈夫です。

日本国籍である

日本人であればOKです。 ※永住許可を受けた外国人や中長期在留者でも入居資格はありますが、ここでは詳しく解説しません。

自分が住む部屋である

友達を住まわせる為に部屋を契約する事は出来ません。当たり前ですね。 入居する本人が直接契約しましょう。

※単身赴任中の人が残された家族・親族の為に申し込む場合はOKなどの例外措置も用意されています。 ただし赴任先が片道2時間以上の距離である等、条件が少し複雑です。 レアケースと言える為、説明は省略します。

生活する為の部屋である

例えば仕事部屋としての使用目的で部屋を借りる事は出来ません。 文言通り生活用途として部屋を使用する事が条件となります。

円満な共同生活が送れる

入居者の全員が仲良く生活できる事。そして周りの入居者とも仲良く生活できる事。 要するにトラブル起こすなよっ!周りの入居者に迷惑かけんなよっ!て事です。

暴力団員ではない

暴力団員やその関係者は入居できません。 また、将来的に暴力団員になったり関わる事も禁止と定められています。 もちろん暴力団の事務所として使用するなんて論外です。

URに不当な要求をしない

モンスタークレーマーやトラブルメーカーはお断りといった所でしょうか。 URの方では「暴力・脅迫・偽計・妨害・毀損・粗野・乱暴etc」これらの行為は禁止と銘打っています。 常識的な人であれば特に問題ありません。

ちなみにURは良くも悪くもお役所的な対応ですので きめ細やかなサービスや柔軟な対応は望めないと思っておいた方が吉です。

お役所的と言っても悪い所ばかりでなく、決められた仕事はキッチリこなしますので 掃除・ゴミ収集・管理・点検・補修作業・耐震検査などは安定的で安心感があります。

入居可能日から1ヶ月以内に入居する

UR側から「この日から入居できますよ~」と指定してきますので、 その指定日から1ヶ月以内に入居して下さい。

物件によりますが最初の仮申し込みをしてから部屋を内見する日程を決めたり、 内見後から本契約の期限までは少し猶予がありますので、 ある程度は入居可能日を遅めにコントロールする事は可能です。

私の場合は11月はじめに仮申し込みをして、内見を一番遅い日程で指定し、 内見後の本契約も期限ギリギリに申し込み、 入居可能日も最終日にしたので最初の申し込み時から入居まで2ヶ月ほど猶予を 設ける事が出来ました。

私とは逆に早く引っ越したい場合は、申し込みから1週間~2週間ぐらいで入居できると思います。 ただし前入居者が退去した後に行われる補修工事がすでに完了している事が条件です。 さらにURへの提出書類に不備があれば日程が延びるので注意しましょう。

URが定める入居条件 - 収入編

さて、ここからが本番と言っても過言ではありません。 勘違いされている方もいらっしゃいますので最初にお伝えしておきます。 低所得者はURに入居できません!別に高所得者である必要もないですが。 ※低所得者でも救済措置がありますので最後まで目を通して頂ければ幸いです。

平均月収制度

URは独自の「平均月収」という基準を設定しています。 簡単にいうと「年収を12ヶ月で割った金額」が平均月収となります。 会社からの給料(ボーナス込)・自営業の事業所得・年金・不動産所得などでもOKです。

毎月安定的に得られるお金であり、課税対象である事が条件となっています。 (自営業の場合は収入金額ではなく経費を差し引いた後の所得金額で計算する為、やや不利な制度になっています)

年収が300万のサラリーマンの場合、平均月収は25万となります。 まずはご自身の平均月収を計算しておいて下さい。 基本的にURで借りられる部屋は家賃の4倍が平均月収を超えない事が条件となります。

先程の300万のサラリーマンの場合は「平均月収25万÷4倍=6.25万までの部屋」を借りる事が出来ます。 ここから先は少し複雑なケースを説明していきます。

単身者に対する特例

特例1:平均月収額が25万円を超える部屋の場合は平均月収額を25万円とする

5万円の部屋を借りる場合は家賃の4倍である月収20万円が必要です。
6万円の部屋を借りる場合は家賃の4倍である月収24万円が必要です。
7万円の部屋を借りる場合は家賃の4倍である月収28万円が必要です・・が、 単身者が申し込む場合に限っては特別に25万円でもOKです。

特例2:家賃が20万円を超える部屋の場合は、平均月収額を40万円以上とします

20万円の部屋を借りる場合は家賃の4倍である平均月収80万円が必要(年収960万円)なはずです。 それだと条件が厳しすぎるから平均月収40万円(年収480万円)でもイイよ!っていう特例です。

単身者まとめ

平均月収がいくらだと何万円の部屋が借りられるのかを表にまとめました。 また、分かりやすいようにカッコ書きで年収換算も載せておきました。 年収が300万円以上あれば、好きな部屋をほぼ借りられると考えて大丈夫です。

家賃5万月収20万(年収240万円)
家賃5.5万月収22万(年収264万円)
家賃6万月収24万(年収288万円)
家賃6.5万月収25万(年収300万円)※特例
家賃7万月収25万(年収300万円)※特例
家賃8万月収25万(年収300万円)※特例
家賃9万月収25万(年収300万円)※特例
家賃10万月収25万(年収300万円)※特例
家賃15万月収25万(年収300万円)※特例
家賃19万月収25万(年収300万円)※特例
家賃20万月収40万(年収480万円)※特例
家賃21万月収40万(年収480万円)※特例

同居人と一緒に住む場合

家賃の4倍が平均月収を超えない範囲で部屋が借りられます。ここは単身者の場合と同じ。 もしくは平均月収33万以上(年収396万)が必要となります。 家賃が20万円を超える部屋に申し込む場合は、単身者と同じく平均月収40万円以上が条件となります。

同居人がいる場合まとめ

こちらも平均月収がいくらだと何万円の部屋が借りられるのかを表にまとめました。 結構需要が多いであろう6万~9万の部屋を借りられる条件が、単身者の場合と比べて少しだけ厳しく設定されています。 そして年収が395万円以上であれば、ほぼ好きな部屋を借りる事が可能です。

家賃5万月収20万(年収240万円)
家賃6万月収24万(年収288万円)
家賃7万月収28万(年収336万円)
家賃8万月収32万(年収384万円)
家賃9万月収33万(年収396万円)※特例
家賃10万月収33万(年収396万円)※特例
家賃15万月収33万(年収396万円)※特例
家賃19万月収33万(年収396万円)※特例
家賃20万月収40万(年収480万円)※特例
家賃21万月収40万(年収480万円)※特例

平均月収の条件を満たせない場合

同居人の収入を合算

家族などの同居人がいる場合は収入を合算する事が出来ます。ただし申込者本人の平均月収が2分の1以上ある事が条件です。 例えば5万円の部屋を借りる場合は家賃の4倍である月収20万円が必要ですが、 申込者本人の平均月収が10万円以上ある事が条件となります。

勤務先からの家賃補助

勤務先から家賃補助がある場合は平均月収に合算する事が出来ます。 ただしこちらの特例も申込者本人の平均月収が2分の1以上ある事が条件です。

親族からの家賃補給

親族から家賃補給を受ける場合も平均月収に合算する事が出来ます。 こちらの特例も申込者本人の平均月収が2分の1以上ある事が条件です。

URが定める入居条件 - 貯金編

さて、UR賃貸ではお金の審査として「貯蓄額 or 年収(所得額)」 の2種類の審査方法があり、好きな方を申し込み者が選べます。 可能であればコチラの貯蓄額の方で審査を受ける事をオススメします。 申し込み時に用意しなければいけない書類も少ないですし、頻雑な所得計算なども不要です。

貯蓄額とは

銀行や郵便局に預けているお金を貯蓄額と定めています。株や不動産などは貯蓄額に含める事が出来ません。 同居人の貯蓄額を合算する事が可能です。 また、別居の家族から基準貯蓄額に満たない金額の貯蓄の補給を受ける事もできます。

審査基準は単純明快

ズバリ家賃の100倍の貯蓄額があればお金の審査は即クリアとなります。 家賃5万円の部屋を借りる場合は500万円の貯蓄額が必要です。 銀行や郵便局で発行してもらえる残高証明書を提出するだけなので審査も簡単です。 ※預金通帳を見せるだけで大丈夫な場合もあります(要確認)。

ある程度の収入と貯蓄がある場合

先ほどのURが定める入居条件 - 収入編で説明した「平均月収」が2分の1以上ある場合に限り、 家賃の50倍の貯蓄額があれば審査をクリアする事が可能です。

家賃6万円の部屋を借りる場合は4倍の月収24万必要ですがこれの2分の1以上、つまり月収12万以上の収入と 300万円の貯蓄額との合わせ技で審査をクリアする事が出来ます。 ただしこの方法は収入を証明する書類・貯蓄を証明する書類の2種類を用意しなければいけません。

高齢者・障害者・母子(父子)家庭・学生

申し込み者本人が高齢者・障害者・母子(父子)家庭・学生である場合、 「平均月収」が2分の1未満であっても特例措置の条件を満たせば入居する事ができます。

URの方で高齢者・障害者・母子(父子)家庭・学生の条件を細かく定義されていますので そちらの条件に自分が当てはまっているか、まずはご確認ください。

高齢者 満60歳以上であること。

障害者1 1~4級の障害があり、障碍者手帳が交付されていること。

障害者2 療育手帳が交付されている重度の障害。常時介護を要する方。 児童相談所・知的障害者更生相談所・精神科医等から重度の知的障害と判定されている方。 ※ただし介護者として親族の同居が必要です。

母子(父子)家庭 妊娠している単身者。配偶者がおらず20歳未満の子供との同居世帯。 パートナー以外の同居親族がいる場合でも母子(父子)家庭と認められます。

学生 大学や専門学校に在学している満18歳以上の方。

高齢者・障害者・母子(父子)家庭・学生の特例措置

扶養親族自身に URが定める入居条件 - 収入編で説明した「平均月収」以上があること。 もしくは基準貯蓄額以上あること。 ※扶養親族とは、3親等内の親族の事を指します。 ひいお爺さん・ひいお婆さん / ひ孫 / 甥・姪 / 親戚の叔父さん叔母さんなど、 3親等はそこそこ広範囲に及びます。

まとめ

ザックリですが単身者の場合は年収300万、家族で住む場合は年収300万~400万ほどの 安定した収入があればUR賃貸に申し込めると言えます。 例えばURに住み始めてから無職で無収入になったとしても入居後の審査はありませんので 上記で説明した条件は「入居申し込み時のみ」満たしておけばOKです。

出来る限り分かりやすく噛み砕いて伝える事を最優先とした為、 URの方で記載してある入居条件の文言と微妙に違っています。 ※URの方では、堅苦しい丁寧な文章を用いているのでちょっと分かりにくいです。

また、特殊なレアケースはこちらのページでは記載しておりませんので詳細は UR都市機構の方へ直接お問い合わせ下さい。

では、本日もご安全に!

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